料理・手づくり

2013.02.28

ママフォトグラファーのはなし 第5回「バースデーケーキ」

0501.JPG

チューリップのつぼみが顔を出しました。


こんにちは!志田三穂子です。

春の訪れを感じられるとともに、花粉症にはつらい季節ですね!
私も筋金入りの花粉症なので、外に出るときはマスクが欠かせません......。
でも、外に出て、春の準備をしている小さな自然をみつけるのはだいすきです!


さて、今回は、お誕生日には欠かせない、
バースデーケーキの写真のはなしをしてみましょう!


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毎年の成長記録に

年に一度のお誕生日。

ケーキには、「○○ちゃん何歳おめでとう」などと書いてあったりするので、
後から見て、年齢とともに成長を感じられる、
毎年の記念の写真になると思います。

やっぱり、お誕生日といえば、
バースデーケーキといっしょに撮りたいもの。
ケーキを前ににっこりとか、ロウソクを吹き消すところが、
シャッターチャンスでしょうか?

夕食後、ケーキにロウソクをともして家族でお祝い、
というご家庭も多いと思います。


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フラッシュのこと

まず、下の写真は、カメラの内蔵フラッシュをたいて、
カメラを縦にかまえて撮った写真です。

0502.JPG


子どもの顔はしっかり写っているし、
もちろん、これでも失敗ではありません。
ただ、いかにもフラッシュをたきましたという、
右横に出ている不自然な影が気になりますね。

暗い場所でカメラの内蔵フラッシュを使うと、
カメラを横にかまえたときにはほとんど影が出ませんが、
縦にかまえたときの写真には、人物の横にくっきり影が出てしまいます。
背景が白に近い、また、背景が子どもに近いほど、影が出やすくなります。
フラッシュをたいてもカメラを横にかまえたり、
フラッシュをたかずに影が出ないようにすると、より自然な写真が撮れます。



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火のあたたかみを再現

では、ここで、フラッシュをたかずに、
家族の夕食後のバースデーケーキを、室内の照明を落として、
ちょっと雰囲気よく、ロウソクのあかりのあたたかみまで
写真で表現してみましょう。

カメラのフラッシュをたくと、
全体が明るく昼間のように写るのですが、
ロウソクの火がともっている様子が表現できません。
ロウソクの火はオレンジ色のあたたかみのある色ですが、
フラッシュは白い光だし、強くあたるからです。


下の写真は、フラッシュをたかずに、暗めの室内で、
バースデーケーキのロウソクのあかりを生かして子どもを撮った写真です。
フラッシュを使った写真よりあたたかい色合いで、
やわらかい写真になっているのがわかると思います。

0503.JPG

撮り方は、こんな感じ。

・カメラのフラッシュをOFFに設定します(フラッシュをたかないようにします)。
 しかし、フラッシュがないとシャッター速度が遅くなるので、手ブレの危険が!

・そこで、ブレないように、カメラを固定できるように構えます。
 テーブルに肘をついて動かないようにするか、壁に寄りかかって、
 カメラが動かないようにシャッターを押せば、手ブレを防げます。
 最近は、手ブレ防止機能のついたカメラも多いようなので、機能をうまく使うのもいいでしょう
 (三脚があれば、三脚にカメラを固定して、構図を決めます)。
 ピントは、子どもの目に合わせるつもりで。

・ブレを防ぐため、三脚を使わないときは、
 ISO感度の設定ができるカメラは、高めに設定します
 (カメラにもよりますが、最近のカメラだと、
 1000〜2000を超えても大丈夫そうです)。

・カメラのダイヤルをP(自動)または、
 露出の設定がわかる方はM(マニュアル)に
します。
 ロウソクのあかりをカメラが明るいと判断すると、カメラは暗く写そうとするので、
 子どもの顔を暗くしないためには、カメラの露出補正で明るめに設定するといいです。
 その場合、Pなら露出補正で+に、Mなら露出が+になるようにします。
 明るさはお好みで。+1〜1.5以上にすれば、差が出ます。

0504.JPG

暗い場所での撮影は、三脚を使ってブレはなくなっても、
子どもの動きでブレることもあるので、
子どもの動きが大きいときにはシャッターを押しません。
ロウソクを吹き消すときも、ふうっと吹こうとして、
動きが止まったときを狙ってみてください。
(吹いた後だと暗くなってしまいます)
わざとブレで動きを表現したいときは、
子どもが大きく動いているときにシャッターをきってみます。
すると、ケーキは止まって、子どもがブレている写真になります。


バースデーケーキだけで撮る場合も、照明を消して、
上の方法でロウソクをつけた状態で撮ってみてください。
いつもと違う雰囲気の写真が撮れますよ!
ピントは、強調したい文字や飾りなどに合わせて、
その年のケーキの特徴を出してみましょう。

0505.JPG

フラッシュを使って子どもの顔をしっかり写すのと同時に、
ロウソクのあかりを生かした雰囲気写真も、是非試してみてくださいね!



第1回「瞳のこと」はこちら
第2回「レフ板のこと」はこちら
第3回「表情のこと」はこちら
第4回「レンズのこと」はこちら


しだみほこ/横浜市生まれ。雑誌・広告、カレンダー、ポストカードの撮影に加え、
2011年より、子どもをより自然に撮影する一軒家撮影「kids photo lumiere」を始める。
2児の母。著書に、世界各地にテディベアを連れていき撮影した写真集
『ごきげんテディ』『Cuddly Bears』。
キッズフォトルミエールブログ http://lumiere65.blog.fc2.com/
キッズフォトルミエールfacebook http://www.facebook.com/kidsphoto.lumiere

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