料理・手づくり

2013.01.01

ママフォトグラファーのはなし 第3回「表情のこと」

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今月の一枚(鎌倉長谷寺の和み地蔵。なごみますね〜♪)


あけましておめでとうございます! 志田三穂子です。
また一年、新たなお子さんの成長が見られるのが楽しみですね。

今回は、写真を撮るのに一番大事な、
子どもの表情について書きたいと思います。

カメラを構えるとつい言ってしまうのが、
「こっち向いて〜!」
「笑って〜!」

大好きなママに呼びかけられた子どもは、
にっこり、いいお顔をするでしょう。
もちろん、それも子どもの素敵な表情のひとつ。
でも、いつもカメラ目線でにっこり、じゃなくてもいいのです。


流れる一瞬を切りとれるのが、写真のすごいところ。
デジカメなら、たくさん撮影して、
いい写真だけを残していらない写真を消せばいいのです。

「今日は撮る!」と決めたら、こんなに撮るなんて、っていうくらい、
ひとつのシーンでシャッターをたくさん押すことを、一度試してみてください。
そして、後からじっくり、
全ての写真のお子さんの表情を見てみてください。
全く同じ表情はふたつとないと思います。

子どもって、こんなにくるくる表情が変わっているんだ、
と、びっくりされると思います。
......ということは、撮れば撮るだけ
お子さんのいろいろな表情が残せる、ということ。

ほらほら、お子さんの写真をいっぱい撮らなきゃ、
っていう気になってきませんか??

たくさん撮っていると、写真でしか見られない表情が
必ず出てくるはずです。
こんな表情するんだ......という発見も、写真の醍醐味。

いい顔をしたからシャッターを押す、というのでは、
次の瞬間、子どもは全く別の表情をしていることも。
いつも通り自然に、の流れの中でシャッターをきり続けていると、
思わぬところで"掘り出しもの写真"が出てくるものですよ。


今回は、子どもの自然な表情を撮る
シャッターチャンス例を、いくつかご紹介します。

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おもちゃに夢中

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おもちゃで遊んでいるとき、
子どもは、自分の世界に入っています。
声をかけずに、観察してみてください。

真剣な顔、興味津々の顔、びっくりした顔、楽しい顔、
うまくいかなくていらいらした顔、いろんな顔が見られると思います。
声かけするなら、いっしょに遊ぶつもりで。
どんどん盛り上げて、いろんな表情を引き出してあげてください。

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もぐもぐ、おいしい!

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おいしいものを食べているときの子どもも、いい表情しますね。
おせんべいにぱくっとかぶりつく瞬間も、
あ〜んとお口をいっぱいに開けたときも、シャッターチャンス。
離乳食をおててベタベタにして食べているところや、
アイスクリームで口のまわりが
ベトベトおひげになっているところなども、おもしろいですね。

子どもって、ほんとに素直で正直。
大好きなおやつを前にすると、自然に顔がほころびます。
食べものひとつで、眼もキラキラ。

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泣き顔だって

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かわいいのは笑顔ばかりじゃありません。
子どもの泣き顔、かわいいですよね〜。
特にワナワナした口もとが、たまりません。

子どもが大泣きしちゃったときに
カメラを取り出す余裕なんてないかもしれませんが、
泣き顔の写真は、後から見ていい思い出になりますよ。

一度は写真に残す、くらいの気持ちで、
「ごめんね、パシャ」してみてください。
その後は、いっぱい抱きしめてあげてくださいね!

私は、牧場で、我が子がヤギが怖くて大泣きしている顔がかわいいので
思わず夢中でカメラを構えていて、後から撮影されたビデオを見て、
なんて非情な母、と思わず笑ってしまいましたが、
たまには......いいですよね!(笑)

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お絵描きタイムも

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お絵描きに夢中になっているときも、撮影チャンス。
いつも動き回っている子どもも、
このときばかりは1か所に落ち着いて座っているので、
じっくり撮ることができます。
同時に、そのときに描いた絵の過程も残せて、一石二鳥。

前回出てきたように、
白い画用紙はレフ板効果もあるのでしたよね。
え、一石三鳥......?

できあがった絵を、「見せて〜」と、
持ち上げてもらって一緒に撮影しても、
いつどんな絵を描いたかがわかって記念になりますね。

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動きの激しいお子さんだったら、
椅子に座らせて、絵本を見せて、寝転んで、なども、
じっとカメラを構えるのに最適です。


子どもは、常に新しい遊びを求める好奇心のかたまり。
まずは、声をかけずに、カメラを片手に観察してみてください。
おもしろいものをキャッチしたときの
生き生きした瞳は、子どもならではのもの。
そんなかけがえのない一瞬一瞬の表情を、
ずっと残せたらいいですね。

カメラを向けると、意識しちゃったり、
写るのを嫌がったりするお子さんもいると思います。

そんな時は、子どもが「カメラを持っているママ」に
慣れて意識しなくなるまで、カメラを構え続けてみましょう。
そのうち気にならなくなります。
そのときが、子どもの自然な表情を写すチャンス。
いつも通りお話しながらも、シャッターをきってみましょう。
子どもは、お話していると、
伝えたいことを考えるのに一生懸命になって、素の表情が出てきます。


撮影は、子どもの目線で、が基本です。

でも、一生懸命下から見上げる顔を上からパチリも
もちろんかわいらしい表情で、
私の大好きなアングルだったりします。

いろいろ試してみて、その子らしい、いい表情をみつけてください!


第1回「瞳のこと」はこちら
第2回「レフ板のこと」はこちら


しだみほこ/横浜市生まれ。雑誌・広告、カレンダー、ポストカードの撮影に加え、
2011年より、子どもをより自然に撮影する一軒家撮影「kids photo lumiere」を始める。
2児の母。著書に、世界各地にテディベアを連れていき撮影した写真集
『ごきげんテディ』『Cuddly Bears』。
(キッズフォトルミエールブログhttp://lumiere65.blog.fc2.com/)

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