料理・手づくり

2012.11.01

ママフォトグラファーのはなし 第1回「瞳のこと」

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こんにちは。
志田三穂子といいます。

2児の母、ママフォトグラファーです。
雑誌の撮影のお仕事や、キッズフォトルミエールという名前で、
一軒家で自然光中心の子どもの撮影をしています。
今月から、月に1回、子どもをもっと素敵に撮影するためのアイディアを
連載させていただくことになりました。

私自身は、子どもが小さい頃は子育てに追われて
なかなか我が子の写真というのもじっくり撮れなかった気がしますが、
最近は、カメラ女子も増え、一眼レフを持つママも急増中とのこと。
これから一緒に、我が子の写真を楽しんでいきましょう!


第1回は、「瞳」についてお話します。

子どもの瞳って、思わず見とれてしまうほど、澄んでいてきれいですよね。
今回は、子どもの瞳に注目して、特別なテクニックなく
写真が素敵に撮れる方法を見ていきましょう。

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瞳への写りこみ

瞳には、子どもが見たものがそのまま写りこんでいます。
子どもと向き合って、目をのぞきこんでみてください。
ママの顔がまるまる写っていますよね。
ママの顔と、周りの景色もかなり入っているはずです。
眼球がまるいので、魚眼のように、上下左右広い範囲で、
いろんなものが写りこんでいます。

そこにカメラを向けると、
子どもの目の中に写りこんでいるものを撮ることができます。

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屋外で

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屋外で瞳の写りこみを撮ろうと思ったら、
まず、強い直射日光があたっているところは避けます。
直射日光は、顔に強い影を作ってしまい、
瞳にうつるのも、フラッシュのような強い太陽の光だけで、
写りこみどころではなくなってしまいます。

まわりは明るいけれど、子どもの顔には直射日光があたっていないところ。
晴れている日の、ちょっとした木陰ぐらいがちょうどいいと思います。

上の写真は、ベビーカーに乗った赤ちゃんを撮ったもの。

赤ちゃんの瞳に写りこんでいるのは、なんでしょう?

青空に白い雲、周りの木々と家々、ベビーカーの脇に立つママと、
カメラを構えた私の半身が写っています。
それが、ただの光のマルだけじゃなく、
複雑な形を作り出し、瞳に表情を与えています。

屋外の直射日光の当たらないところに行ったら、
お子さんの眼をのぞきこんでみてください。
瞳がきれいに写る場所、シャッターチャンスがおのずとわかると思います。

ポイントは、瞳にピントを合わせること。
二つの目の、カメラから見て手前の方に合わせるとうまくいきます。

子どもが見ているものをのぞきこむような感じで、
寄って撮ってみましょう。

目にピントを合わせて寄って撮るときは、
絞りを小さい数値にすると、瞳がくっきり、周りはやわらかくボケて、
瞳が強調されながら、自然なやわらかい写真になります。

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室内で

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晴れた日、室内にほどよく光がまわっているときは、
瞳の写りこみを撮るのに最適です。
子どもの瞳に写っている光はなんでしょう?

窓からの光、床に反射する光、
その他近くに白いものがあればそれも写りこむでしょう。
ママが白い服を着ていれば、それも白く入ります。

窓がたくさんある部屋ほど、窓からの光を写し、
瞳の中にたくさんの光が入ります。
一番きれいに光が入るポジションをさがしてみてください。

上の写真は、子どもから見て、部屋の奥にある窓からの光、
左の窓からの光、後ろの窓から入って床に反射した光、
そして、右にレフ板の反射の白が写りこんでいます
(レフ板については、後日の回で詳しくお話します)。

少女漫画などに出てくる女の子の瞳を見ると、
大きな黒目にたくさんの白=光が入っていることがわかります。
たくさんの光が入っている瞳は、キラキラ生き生きして見えます。
子どもの瞳でも、同じことがいえます。

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ママカメラ豆知識
アイキャッチ

黒目に入る光をアイキャッチといい、
ストロボやレフ板などで作為的に入れたりもします。
もちろん、1か所でもあった方がいいのですが、
光源(太陽光、部屋の照明、窓からの光、ストロボなど、
光が発している場所)が1か所の場合に比べ、
瞳にたくさん写りこむ光=白が入ると、
より自然な写真が撮れるうえに、子どもの表情も生き生きしてきます。

雑誌や広告などの写真でモデルさんの目の中を注意して見てみると、
いろいろなアイキャッチをみつけられると思います。
小さいストロボをいくつも使ったり、ストロボをわっかの形にしてみたり、
猫の目のように縦に線を入れてみたり
(その線というのは、ストロボの光の真ん中に立った
カメラマンだったりします)。
いろいろなカメラマンさんが、瞳の写りこみを工夫して、
モデルさんを魅力的に撮ろうとしているのがわかって、おもしろいですよ。

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しだみほこ/横浜市生まれ。雑誌・広告、カレンダー、ポストカードの撮影に加え、
2011年より、子どもをより自然に撮影する一軒家撮影「kids photo lumiere」を始める。2児の母。
著書に、世界各地にテディベアを連れていき撮影した写真集
『ごきげんテディ』『Cuddly Bears』。
(キッズフォトルミエールブログhttp://lumiere65.blog.fc2.com/)

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